恋の滝のぼり 〜育児と食と脳内と〜

娘の妊娠中から現在までの育児模様と兄になった息子の成長をアラサーのナオさんが雑記もはさみつつゆる〜く綴るブログです。

おばけが怖いお年頃の息子に『おばけなんてないさ』という絵本を読んでみたはなし

いきなりやってきた『おばけこわいブーム』

息子は現在2歳9ヶ月。

最近は『こわい』という感情が目覚ましい発達をしているようで、何かにつけて怖い怖い言っています。

風の音がひゅーっと聞こえても「こわい」

何かガタンといったら「こわい」

暗い場所はもちろん「こわい」

テレビの中で誰かが怖がっていたら便乗しての「こわい」

しかも「こわい」からの「だっこは?」なので常に子泣きじじい状態です。

何が彼をそんなに追い詰めるのか...。

まぁ「怖いものが出てくるのは成長したということなんだろうな」と前向きに捉えてはいるものの、彼もいちいちおばけを怖がるのはしんどいだろうと思い、「もっとおばけをポップな存在に昇華させたい!」と考えていた矢先、偶然本屋さんで出会ったのがこちらです。

 

絵本『おばけなんてないさ』

せなけいこさんというおばけ絵本界では有名な方が、あの「おばけなんてなーいさ♪」の歌をもとに作った絵本です。

元ネタが歌の絵本って、子どもも「きいたことあるなー」から入れるので非常にキャッチーな感じがします。

我が家の息子もお歌が好きなので、「おばけさんの絵本だってー」からの「お歌一緒に歌える?」で食い入るように見ていました。

最初に読んだときは、なんかもっとキャーキャーした笑顔溢れるリアクションを期待していたのですが、最後の文章を読み終わるまで割と薄いリアクションで絵本を見ていました。

笑うどころか真剣な眼差し。

内心「あれれぇ?」とコナンくんになりつつ「おしまい」まで言ってもリクエストはなく、そのまま違う絵本を読んでほしいみたいな感じでした。

「まぁそのうちブームが来るかなぁ」と思って本棚にしまったら、しばらくしてからおもむろに持ってきての「よんで」。

次はお歌も一緒に歌っていました。

「え、なんかかなり角度の違うリアクションなんですけど!?」とうろたえつつリクエストに答えたわけですが、あの真剣な眼差しは...お歌を覚えていたのか...?

そこからはたまーにその絵本を持ってきて、おばけなんてないさを歌いながら絵本の中のものを「これは?」「これは?」と聞いてきます。

おばけの世界に興味はあるようです。

まさに怖いもの見たさ、ってやつでしょうか。

 

相変わらず風が吹いてひゅーってなると「こわい、だっこは?」ですが、おばけさん自体はちょっとポップな存在にはなれたのではないかと思います。

冷蔵庫でカチカチにするところは毎回色々ツッコミを入れてくるので、彼の中でおばけはアイスみたいなことになっているのかもしれません。

 

私も小さいときはおばけが怖かったのですが、いつからこんなに彼らに対してドライな感じになってしまったのでしょう。

社会人になった辺りかな〜。

それにしてもおばけのお歌は、「くいしんぼおばけ」とか「わらうおばけ」とか、キャッチーで可愛いですよね。

絵本出ないかなー、楽しみだなー。

 

密かにうた絵本シリーズにハマっているので、また新しいものを見つけたらチェックしてみます。